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Exchange 2013/Exchange Online 環境で OCT や PRF を使用して Outlook プロファイルを自動作成することはできません

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こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

 

Outlook プロファイルを自動作成する際、OCT PRF をご利用いただいておりましたが、Exchange Server 2013 Exchange Online 環境では、OCT PRF を使用して Outlook プロファイルを自動作成することはできません。

 

Exchange Server 2013 Exchange Online 環境で Outlook プロファイルを作成するには、Exchange Server 名ではなく、メールボックスごとに異なる GUID を指定して Outlook プロファイルを設定する必要があります。

そのため、Exchange Server 2013 Exchange Online 環境で Outlook プロファイルを作成するには、Autodiscover による設定の取得が必須となっております。

 

対処方法

対応策となりますが、以下の 2 つの作業を実施することで、Outlook プロファイルの作成時に表示されるプウィザードを表示させずにプロファイルの作成を完了することが可能となります。

しかしながら、既に Outlook プロファイルが存在する場合はご利用いただけないため、Outlook を起動したことがない環境での初回起動時のみに有効な対応策となっておりますことを予めご了承くださいますようお願いいたします。

また、ドメインに参加していないワークグループ環境のユーザーにつきましては、Outlook プロファイル作成時にメール アドレスを手動で入力してご対応くださいますようお願いいたします。

 

作業 1. ZeroConfigExchange のレジストリを追加

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以下のレジストリを設定することで、Outlook プロファイル作成時に表示されるウィザードが表示されず、自動でプロファイルを作成する動作となります。

 

キー (Outlook 2010): HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\AutoDiscover

キー (Outlook 2013): HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Outlook\AutoDiscover

名前: ZeroConfigExchange

種類: REG_DWORD

: 1

 

作業 2. AD のアドレス属性に Exchange のメール アドレスを登録

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ZeroConfigExchange の設定による Outlook プロファイル作成の自動化を有効にするためには、Outlook プロファイル作成時にメール アドレスを自動で取得できる必要があります。

AD の各ユーザーのアドレス属性に Exchange のメール アドレスの登録をご検討ください。

 

参考情報

以下の弊社ブログにて、Exchange Server 2013 環境の Outlook プロファイル作成には、Autodiscover が必須であることを言及しております。

Title: Autodiscover を振り返る エピソード 2

URL: <http://blogs.technet.com/b/exchangeteamjp/archive/2014/03/18/3625368.aspx>

 

Exchange Online 環境のご案内となりますが、Autodiscover 以外での Outlook プロファイル作成はサポートされない方法であることが記載されております。

Title: 新しい Office 365 Outlook プロファイルを手動構成する方法

URL: <https://community.office365.com/ja-jp/w/exchange/4280>


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