(この記事は 2016 年 2 月 9 日に Office Blogs に投稿された記事 Deferred Channel build now available for the Office 365 Client appsの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
Office 365 の Deferred Channel (旧称 Current Branch for Business) の最初のビルドが、Windows 向け Microsoft Office 365 (Office 365 ProPlus、Office 365 Business、Project Pro for Office 365、Visio Pro for Office 365) で提供開始されました。この Deferred Channel は、企業において Windows デスクトップ アプリの機能更新頻度を下げられるようにするための更新スケジュール オプションです。リリースの間隔が広がるため、IT 管理者や開発者が基幹業務用アプリケーション、アドイン、マクロに対して余裕を持って Office を検証することができます。Deferred Channel のこのビルドでの更新内容の詳細については、Office 365 クライアント リリース ノートをご覧ください。
Deferred Channel の最新ビルドは、本日より Office CDN から直接ダウンロード可能です。また、2016 年 2 月 23 日からは Office 365 のユーザーのソフトウェア ページからも入手できるようになります。CDN から遅延更新チャネルのビルドをダウンロードする方法については、TechNet の Office 365 ProPlus のサイトをご覧ください。
Current Branch for Business は Deferred Channel に
2015 年 9 月に、Office 2016 に新しい更新モデルが導入されました。それ以降、機能更新の頻度を調整して余裕を持って検証を行えるようになったことで、お客様にはご好評いただいていました。このたび、この更新モデルを皆様からのフィードバックに基づいてさらに改善し、サービスの名称を「Branch」から「Channel」に変更しました。
機能やセキュリティの更新プログラムを毎月適用する場合は Current Channel (旧 Current Branch) を、機能更新を 4 か月に 1 回に制限する場合は Deferred Channel (旧 Current Branch for Business) をご利用ください。また、両方のチャネルの最新ビルドの早期確認は、それぞれ「Current Channel の先行リリース」と「Deferred Channel の先行リリース」として、提供されサポートされます。名称の変更は些細なことのように思われるかもしれませんが、それぞれのモデルの目的と配信頻度がよりわかりやすくなったのではないかと考えています。
ユーザーのソフトウェアページに対する管理者設定項目の強化
さらに本日より、IT 管理者はユーザーのソフトウェア ページをこれまで以上にカスタマイズできるようになりました。ユーザーが Office 365 のソフトウェア ページで表示し直接ダウンロードできる Office のバージョンと更新チャネル (2016 アプリの場合のみ) を、IT 管理者が選択することができます。管理センターから行った変更は、2016 年 2 月 23 日から有効化されます。既定の更新チャネルの変更や、ユーザーに表示するインストール リンクの選択が可能です。
Deferred Channel のビルドを今すぐご利用ください
ぜひ今すぐ Deferred Channel のビルドをダウンロードして、Office 2016 によって皆様の生産性がいかに向上するか、ご自身の目でお確かめください。
今回の Deferred Channel の最初のビルドに続いて、Deferred Channel の先行リリースの次回ビルドが数週間以内に提供開始される予定です。これはフル サポートが付いた運用品質のテスト用ビルドで、2016 年 6 月にリリースが予定されている Deferred Channel の標準ビルドに向けたものです。お客様の環境やアプリケーション、アドイン、マクロに対するこのビルドの影響を検証されることをお勧めします。
これまで IT 管理者にとっては、Office の更新の展開や検証は時としてかなりの時間を要する作業でした。マイクロソフトでは、Office 2016 のリリース以降に実施した機能強化によって検証プロセスが全体的に減り、今後はより簡単にユーザーに配信できるようになると考えています。今後もさらに展開ツールへの投資を継続し、IT 管理者や開発者による自社環境や基幹業務アプリケーションに対する Office の検証作業を支援してまいります。
今回の発表について皆様に喜んでいただけますと幸いです。ぜひ Deferred Channel の最新のビルドをダウンロードしてご利用ください。数週間以内にリリースが予定されている Deferred Channel の先行リリースについても、検証を開始してください。
—Amesh Mansukhani (Office チーム、シニア プログラム マネージャー)
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