2016/4/26 更新: このブログ記事は以前 Office 2013 更新プログラム KB3114928 の問題として公開していましたが、Outlook 2013 更新プログラム KB3114941 の問題であることが判明したため更新しました。
2016/4/6 (米国日付 2016/4/5) にリリースされた Outlook 2013 の更新プログラム KB3114941 (英語日本語機械翻訳) を適用すると Outlook 2013 と Lync 2013 (Skype for Business) 利用時にランダムにクラッシュが発生する場合がある不具合を確認しており、以下のサポート技術情報 3158521 を公開しておりますのでご確認ください。
この問題について進捗がありましたら本ブログの情報を更新いたします。
KB3158521 Lync 2013 (Skype for Business) or Outlook 2013 Crash
クイック実行版の Office (Office 365 ProPlusや 店頭で購入したダウンロード版など) :
・現時点では、配信停止や再リリースはされていない。
・適用されている場合は Outlook 2013 の [ファイル] タブ-[Office アカウント]-[Outlook のバージョン情報] をクリックした画面の Microsoft Outlook 2013の右側に「15.0.4815.1000」と表示される。
MSI 版の Office (ボリュームライセンスなど) :
・現時点では、配信停止や再リリースはされていない。
・適用されている場合は Outlook 2013 の [ファイル] タブ-[Office アカウント]-[Outlook のバージョン情報] をクリックした画面の Microsoft Outlook 2013の右側に「15.0.4815.1000」と表示される。。
回避方法
以下のいずれかの方法での対応をお願いいたします。
方法 1. KB3114941 をアンインストールし、以前のバージョンに戻す
クイック実行版の Office (Office 365 ProPlus や 店頭で購入したダウンロード版など) :
・こちらのブログ の手順に従って以前のバージョンに戻す (参考: KB2770432 (英語日本語機械翻訳))
(コントロール パネルの [プログラムの機能] からアンインストールすることはできない)
MSI 版の Office (ボリュームライセンスなど) :
・コントロール パネルの [プログラムと機能] から KB3114941 をアンインストールする
・WSUS で KB3114941 に対して [削除の承認] を設定してアンインストールを配信する (こちらのブログの「WSUS での配布の停止手順」を参考に設定してください)
方法 2. レジストリ MSOAuthDisabled を作成する
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Exchange
値の名前: MsoAuthDisabled
値の種類: 1
参考:
Outlook 2013 では、2014/9 以降の更新プログラムが適用されている場合は
従来の Windows の機能を利用した認証ではなく、Office 固有の認証システムで認証が行われます。
上記のレジストリを設定すると、Office 固有の認証システムではなく、
従来の Windows の認証システムを用いて認証を行うように動作が変更されます。
Office 固有の認証システムは以下の認証を利用するために必要であり、
これらの認証を利用している場合はレジストリで回避することができませんが、
これらの認証を利用する必要がない場合は特に影響はありません。
・多要素認証
・Azure Active Directory 認証ライブラリによる認証
・スマートカード認証
本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。
変更前の記事:
タイトル: 2016/4 の Office 2013 更新プログラム KB3114928 を適用すると Outlook 2013 や Lync 2013 (Skype for Business) がクラッシュする
2016/4/6 (米国日付 2016/4/5) にリリースされた Office 2013 の更新プログラム KB3114928 (英語日本語機械翻訳) を適用すると Outlook 2013 と Lync 2013 (Skype for Business) 利用時にランダムにクラッシュが発生する場合がある不具合を確認しており、以下のサポート技術情報 3158521 を公開しておりますのでご確認ください。
この問題について進捗がありましたら本ブログの情報を更新いたします。
KB3158521 Lync 2013 (Skype for Business) or Outlook 2013 Crash
クイック実行版の Office (Office 365 ProPlusや 店頭で購入したダウンロード版など) :
・現時点では、配信停止や再リリースはされていない。
・適用されている場合は Outlook 2013 の [ファイル] タブ-[Office アカウント] に
「バージョン: 15.0.4815.1001」と表示される。
MSI 版の Office (ボリュームライセンスなど) :
・現時点では、配信停止や再リリースはされていない。
・適用されている場合は Outlook 2013 の [ファイル] タブ-[Office アカウント]-
[Outlook のバージョン情報] をクリックした画面の MSO の右側に「15.0.4815.1000」と表示される。
回避方法
以下のいずれかの方法での対応をお願いいたします。
方法 1. KB3114928 をアンインストールし、以前のバージョンに戻す
クイック実行版の Office (Office 365 ProPlus や 店頭で購入したダウンロード版など) :
・こちらのブログ の手順に従って以前のバージョンに戻す (参考: KB2770432 (英語日本語機械翻訳))
(コントロール パネルの [プログラムの機能] からアンインストールすることはできない)
MSI 版の Office (ボリュームライセンスなど) :
・コントロール パネルの [プログラムと機能] から KB3114928 をアンインストールする
・WSUS で KB3114928 に対して [削除の承認] を設定してアンインストールを配信する (こちらのブログの「WSUS での配布の停止手順」を参考に設定してください)
方法 2. レジストリ MSOAuthDisabled を作成する
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Exchange
値の名前: MsoAuthDisabled
値の種類: 1
参考:
Outlook 2013 では、2014/9 以降の更新プログラムが適用されている場合は
従来の Windows の機能を利用した認証ではなく、Office 固有の認証システムで認証が行われます。
上記のレジストリを設定すると、Office 固有の認証システムではなく、
従来の Windows の認証システムを用いて認証を行うように動作が変更されます。
Office 固有の認証システムは以下の認証を利用するために必要であり、
これらの認証を利用している場合はレジストリで回避することができませんが、
これらの認証を利用する必要がない場合は特に影響はありません。
・多要素認証
・Azure Active Directory 認証ライブラリによる認証
・スマートカード認証
本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。