(この記事は 2016 年 8 月 16 日に Office Blogs に投稿された記事 How big was this month’s Office ProPlus update? の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
Office 365 の更新プログラムは、ネットワーク帯域幅を特に配慮して設計されています。マシンが最新の状態であれば常にバイナリ差分圧縮が適用されるほか、Office に組み込まれたスロットルにより、すべてのマシンの更新が時間をずらして実行されます。それでも、場合によっては IT 管理者が月次更新プログラムのサイズを詳細に監視する必要があります。その場合、次の方法で Office ProPlus の更新プログラムのサイズを確認できます。
手順 1.
次のページから、Windows Sysinternals コレクションの Process Monitor をダウンロードします。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb896645.aspx
手順 2.
Process Monitor を起動するとフィルターのメニューが自動で読み込まれます。読み込まれない場合は、[Filter] > [Filter] の順にクリックしてフィルターのメニューを表示します。ここで、次の Event Class を除外します。
- Registry
- File System
- Process
さらに、「OfficeClicktoRun.exe」の Process Name のみを含めます。これにより、フィルターは次の図のようになります。
手順 3.
Process Monitor を起動して、任意の Office クイック実行アプリの [File] > [Account] メニューで [Update Now] をクリックし、手動更新プロセスを開始します。更新プログラムのダウンロードと Procmon ログへのデータの記入が行われます。
手順 4.
更新が完了したら Procmon トレースを停止し、[Tools] > [Network Summary] の順に選択して、ネットワーク トラフィックの概要を確認します。
この例では、差分更新チャネルの 7 月版 (16.0.6741.2056) から 8 月版 (16.0.6741.2063) に更新しました。この更新プログラムのサイズは 167,829,264 バイト (約 167 MB) であることがわかります。
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