こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。
Exchange 2007 以降ではExchange のカレンダー アシスタント機能の実装により、既定で Exchange が会議出席依頼を受信した時に仮承諾される動作となりました。
関連記事 : 会議出席依頼が [仮承諾] とならない (Exchange 設定編)
メールボックスに受信した時に仮承諾されるようにする方法ではなく、Outlook で受信した時に仮承諾されるようにするに構成することも可能です。
Outlook で受信時に [仮承諾] となるように構成しているにもかかわらず想定の動作とならない場合に考えられる原因をご紹介します。
– 考えられる原因
■ Outlook で会議出席依頼を自動処理する設定がオンになっていない
Outlook で以下をオンに設定し、Outlook が起動している状態で会議出席依頼を受信した際に自動処理されるように設定します。
(Outlook 2010/2013/2016)
[ファイル] タブ-[オプション]-[メール]-[確認] にある [会議出席依頼、会議出席依頼への返信、投票を自動処理する] : オン
■ Outlook が起動していない
[会議出席依頼、会議出席依頼への返信、投票を自動処理する] をオンにしていても、Outlook 終了時には Outlook にて [仮承諾]にする処理が実行できません。
Outlook を起動した上で動作をご確認ください。
■ (オンライン モードのみ) Outlook がアイドル状態となっていない
受信トレイに受信した会議出席依頼を基にして仮承諾する処理は、優先順位の低いバックグラウンドのスレッドとして実行されており、既定では 30 秒アイドルになると処理が開始されます。
10 分経過してもアイドルにならない場合は処理が開始されます。
つまり、該当のユーザーの Outlook にて他に優先度の高い処理が行われている場合には、仮承諾の処理の開始までに時間を要する動作となります。
こちらについては設定などで動作を変更することができないため、処理が行われるまでお待ちいただくしかありません。
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