(この記事は 2016 年10 月12 日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事8 Reasons to Get Excited about Dynamics 365 の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)
マイクロソフト パートナーの皆様は既にご存じのとおり、ビジネスの最重要事項はお客様のニーズを満たすことです。今日のデジタル世界では、自動化されたマーケティング、スパム、テレマーケティング、不適切なターゲット広告が氾濫しており、お客様の無関心と混乱を招いています。真の顧客エンゲージメントを実現するためには、信頼性を確立することが重要 (英語) です。
先進的なパートナー様は、お客様をカスタマー ジャーニーに引き込むために、お客様重視の文化を形成し、サービス指向型の販売プロセスを構築することの必要性を理解しており、Microsoft Dynamics 365 などの製品を活用して、顧客エンゲージメントやビジネス プロセスのエクスペリエンスを刷新しています。今回の記事では、この次世代クラウド ビジネス アプリのメリットについてご紹介します。
1.統合プラットフォームとのシームレスな統合
Dynamics 365 最大のメリットは、エンドツーエンドのインテリジェントなビジネス アプリケーションにアクセスできることです。Dynamics 365 は、クラウドの利便性と処理能力を活かして、パートナー様がインテリジェントなビジネス ソリューションをお客様に提供するために必要なすべての機能を提供します。
CRM アプリケーションと ERP アプリケーションの組み合わせは、企業に多大な価値をもたらします。Dynamics 365 のビジョンは、ビジネス アプリケーションを強力なプロセスにすばやく効率的に統合できるようにするという目標から生まれました。この統合プラットフォームを利用することで、パートナー様は開発するソリューションの構築、テスト、デモ、展開、管理を容易に行えるようになります。今後、マイクロソフトのすべてのインテリジェントなビジネス アプリは共通データ モデルに準拠します。このような合理化により、パートナー様はこれまで以上に効果的な方法でお客様と常につながることができます。
「Dynamics 365 のビジネス プロセス データと Power BI、PowerApps、Flow、Office 365 を組み合わせ、お客様に心からご満足いただける創造的なソリューションを提供できることを非常に嬉しく思います。お客様がこれまでに体験したことがないような本当に優れた新しいソリューションを作成できることこそが、Dynamics 365 の最大のメリットです」
– Sunrise Technologies, Inc.、社長/創業者、John Pence 氏
2.AppSource との統合
パートナー様が Dynamics 365 活用するもう 1 つのメリットは、現在急成長中の AppSource (英語) を利用できることです。AppSource では、ISV パートナー様とお客様が直接つながれるだけでなく、基幹業務 (LoB) SaaS アプリを実装する際には SI パートナー様の専門知識やサービスを活用できます。Dynamics 365 を中心に構築された最先端のアプリを利用しているビジネス ユーザーは、あらゆるアプリの検索と試用を AppSource 1 か所で行うことができます。現在、AppSource では 100 社以上の SI パートナー様が、カスタマー ジャーニーをサポートするために待機しています。
3.CSP プログラムの付加価値
マイクロソフトのクラウドへの移行を迷っているなら、Dynamics 365 が決断の決め手となるかもしれません。Dynamics 365 はクラウド専用のサービスで、オンプレミスやプライベート クラウドでは利用できません。パートナー様が CSP プログラムを通じて取引を行っている場合、Dynamics 365 はパートナー様のビジネスに間違いなく付加価値をもたらします。Dynamics 365 は、お客様のソリューションやエンドツーエンドの顧客ライフサイクルを担当する CSP プログラムに完全に適合するように設計されており、パートナー様は独自のダッシュボード、プロセス、カスタマイズによって、完成度の高いソリューションの開発、デモ、販売、管理、サポートを行うことができます。パートナー様は CSP プログラムを通じて、新しいクラウド サービスや魅力的なプラットフォーム機能を利用したり、新しい市場を開拓したりする機会を得られます。
4.新たなビジネス チャンスの獲得
Dynamics 365 では、新しいお客様を発掘してつながるために、最新のシームレスなクラウド テクノロジを使用しており、パートナー様のビジネスが専門的な価値を創出できるように支援します。パートナー様はソフトウェア、プログラム、キャンペーン、その他のリソースを活用して、ターゲット市場のニーズに対応することができます。この新しい高パフォーマンスのビジネス アプリケーション シリーズを利用することで、パートナー様はリードを獲得して囲い込むための活動を強化できるので、ビジネスの成長につながります。
「Dynamics 365 を利用することで、非常に幅広いビジネス アプリケーションをお客様に提供できます。従来の ERP/CRM を検討しているお客様以外にもソリューションを提供できるようになり、対応可能な市場が大幅に拡大しました」
– eBECS Ltd.、営業担当ディレクター、Sam Dharmasiri 氏
5.お客様のニーズへの効果的な対応
Dynamics 365 は、マイクロソフトの生産性ソリューション、高度な分析、Power BI、IoT サービスの機能をまとめて提供します。強力な Azure やまったく新しいアプリケーション プラットフォームおよび共通データ モデルと組み合わせることで、Dynamics 365 は企業が真のソリューションをお客様に提供するために必要なツールを提供します。新製品、新機能、新しいパッケージ、新しい価格設定はいずれも、シームレスなビジネス プロセスに対するマイクロソフトの先進的かつパートナー様中心のアプローチを反映したものです。より完全なソリューションを販売して顧客関係を強化できることこそが、Dynamics 365 を活用する真のメリットです。
「クラウド ビジネス アプリケーションは、お客様による迅速な展開を可能にして、短期間で価値を実現します」
– eBECS Ltd.、営業担当ディレクター、Sam Dharmasiri 氏
6.組み込みのインテリジェンスと高度な分析
Dynamics 365 では、企業がお客様とつながることができるように、まずは基本的な内容からスタートし、その後自社のペースで業務関連機能を拡張・自動化できます。Dynamics 365 は、ビジネス アプリケーションの構造化ワークフローと非構造化プロセスを接続し、組み込みのインテリジェンスと高度な分析を使用することで、従業員による営業やマーケティングの業績向上を支援します。
Dynamics 365 のアプリケーションは柔軟性と適応性に優れているため、ビジネス ユーザーは IT 部門による指導を受けなくても、お客様のニーズに対応するようにリアルタイムで変更することができます。また、企業は一貫性と柔軟性を兼ね備えたプラットフォームを利用して、自社のペースでビジネス プロセスを刷新できます。
「当社にとっての最大の変化は、従来はすべてのソリューションがアドオンであったのに対し、Dynamics 365 を利用するようになってからは非常に幅広い製品を検討できるようになったことです。PowerApps や Office 365 など、複数のプラットフォームにわたるワークフローをセットアップできるようになったのは、当社にとって大きな変化でした。現在では、製品そのものに力を注ぐのではなく、お客様のニーズやユーザーの期待に応えるための取り組みに専念できるようになりました」
– AXtension、マネージング ディレクター、Myra-Bella Prins 氏
7.差別化のチャンス
クラウド ベースの Dynamics 製品は、ビジネス チャンスを拡大するために、パートナー様が業界やビジネスに関する高度な専門知識をお客様に直接提供してビジネスを差別化できるようにします。柔軟性に優れた Dynamics 365 を利用すれば、パートナー様が IP の構築やソーシングを行い、他社との大幅な差別化を図れる可能性が広がります。
「Dynamics 365 はまったく新しい扉を開いてくれます。Dynamics を利用しているお客様は、小規模な運用を検討しており、財政状態や生産高を最適化したいと考えています。Dynamics 365 では小さな規模で開始して、後から拡張することができます。Dynamics 365 を利用すれば、契約を獲得できるだけでなく、お客様も獲得できます。プロジェクトが立ち上がるたびに、単発で終わるのではなく、次の新しいプロジェクトにつながる可能性が生まれます。それは当社にとって本当に大きなビジネス チャンスです」
– AXtension、マネージング ディレクター、Myra-Bella Prins 氏
8.トレーニングのチャンス
Dynamics 365 がマイクロソフトのパートナー様のエクスペリエンスにもたらすメリットを理解するには、Dynamics 365 Readiness Blitz のようすをご確認ください (こちらのページ (英語) とこちらのページ (英語) からイベントの動画をご覧いただけます)。Blitz では、SME (特定分野のエキスパート) が講演を行い、価値提案、ライセンス、ビジネス アプリ、高度な分析、パートナー プログラムの最新情報、対応状況、アプリケーション プラットフォーム モデル、拡張性モデル、共通データ モデルに関する質問に回答しました。Dynamics 365 の詳細については、学習ポータル (英語) からもご確認いただけます。
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