Quantcast
Channel: TechNet Blogs
Viewing all articles
Browse latest Browse all 34890

クラウド初の「サービスとしてのボット」を Microsoft Azure からリリース

$
0
0

執筆者: Lili Cheng (Distinguished Engineer, Artificial Intelligence and Research Group)

このポストは、11 15 日に投稿された Microsoft Azure Announces Industrys First Cloud Bot-as-a-Service の翻訳です。

 

3 月に GitHub で Bot Framework を公開 (英語) して以来、驚くほど多くのボットやツールやチャネルが出現し、開発者コミュニティ全体で反響や盛り上がりが見られて非常に嬉しく思っています。AI の普及や会話環境の進歩が順調に進んでいることがわかります。

ソフトウェア開発者は、会話エクスペリエンスを作成するにあたってソフトウェアの設計方法や構築方法を大きく変える必要があり、その対応に苦労しています。会話とはそもそも流動的なものであり、話が逸れることも少なくないため、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) を介して特定のタスクを完遂することが中心となる従来のアプリケーション設計のようにはいきません。

そこで、開発者がボットの開発を始めやすくするために、マイクロソフトは Bot Framework と Azure Functions を組み合わせた新サービス「Azure Bot Service (英語)」を発表します。

Azure Bot Service は、Microsoft Bot Framework (英語) と Microsoft Azure のサーバーレス コンピューティング技術を活用して作成されたパブリック クラウドとして初のボット サービスです。このクラウド サービスでは、アプリや Web サイト、テキスト メッセージ サービスやショート メッセージ サービス、Slack、Facebook Messenger、Skype、Teams、Kik、Office 365 メール、他の主要サービスなど、あらゆる場で行われるユーザーの会話に交じって自然なやり取りができるインテリジェントなボットの開発、接続、デプロイ、管理を行うことができます。ボットはサーバーレス環境の Azure Functions で実行されるため、必要に応じてスケーリングでき、ボットが実際に消費したリソースに対してのみ課金されます。

開発期間を短縮

Azure Bot Service では、ボット開発用に設計された統合開発者エクスペリエンスを使用して、Microsoft Cognitive Services によるインテリジェントなボット開発をスピーディに進めることができます。基本ボット、Language Understanding Intelligent Service ボット、フォーム ボット、プロアクティブ ボットなどのテンプレートが標準で用意されているため、すぐに開発を始められます。C# や Node.js ではボットをブラウザーから直接作成し、付属の Web チャット コントロールでテストできます。IDE やコード エディターもサポートされているものの中から自由に選択できます。Azure Resource Manager (ARM) テンプレートを使用して Azure Functions アプリを作成できるため、デプロイメントも容易です。作成したボットは自動的に Microsoft Bot Framework に登録され、多くのユーザーがアクセスするボット ディレクトリで公開されます。

ボットの機能を強化

Azure Bot Service にはチャネルの構成機能が組み込まれており、顧客とのコミュニケーションの改善や顧客への提供範囲の拡大に利用できます。作成したボットは、アプリ、Web サイト、主要なチャネル (Slack、Facebook Messenger、Skype、Teams、Web チャット、メール、GroupMe、Kik、Telegram、Twilio など) で簡単に実行できます。Direct Line がサポートされているため REST API を介して Microsoft Bot Framework の機能を操作できます。これにより、会話エクスペリエンスをアプリや Web サイトに組み込んだり、企業のブランディングに基づいて制御したり、Bot Framework でサポートされている多数のチャネルに展開したりできます。

Microsoft Cognitive Services (英語) に接続すると、ボットはより人間らしく見たり、聞いたり、理解したり、やり取りしたりできます。また、数行程度のコードを追加するだけで、その他の各種 Azure サービスを利用してボットの機能を強化することも可能です。たとえば、Azure Search を利用すると強力で高度な検索機能を簡単にボットで追加できます。実際の使用方法については、GitHub のサンプル (英語) を参照してください。

運用効率をアップ

Azure Bot Service では Azure Functions を使用しているため、ボットの人気が拡大するにつれてスケーリングを行い、機敏な対応を実現できます。支払いも消費したリソースの分だけで済みます。また、ボットを実行するサーバーのプロビジョニングや管理の手間も不要です。修正プログラムの適用やインフラストラクチャのメンテナンスは自動的に行われるため、開発者はコードの作成に集中できます。

継続的デプロイメントがサポートされているため、開発者は好みの DevOps ツール チェーンを使用して Visual Studio Team System、GitHub、BitBucket などのソース管理システムにコードをコミットし、そのコードを自動的に Azure に発行してボットの継続的な改良を行うことができます。

使用を開始する

Azure の試用版にサインアップ (英語) して、ボットの作成を開始してみてください。参照ドキュメントはこちらのサイト (英語) でご覧いただけます。実際にご利用になりましたら、ぜひ UserVoice (英語) までご意見をお寄せください。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 34890

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>