マイクロソフトのクラウドサービスというと、すべて Windows マシンで動いていて、Windows テクノロジーしか動かない、と思っている人いませんか? Linux を使っているんだけど、Amazon Web Services を使うしかないかな、と思っていませんか? いえいえ、そんなことはありませんよ。
マイクロソフトの IaaS/PaaS のクラウドサービスである Microsoft Azure 上には、様々なオープンソース、およびコミュニティ ソフトウェア ソリューションを展開することが可能です。Azure 上の仮想マシンの約 1/3 では Linux が利用されており、Azure Marketplace では、1,000 以上のLinux イメージが公開されています。このように、Microsoft Azure ではオープンソース テクノロジーを何百万ものお客様が依存、信頼して利用していることがわかります。
マイクロソフトが Linux Foundation のプラチナメンバーに
また、11 月 16 日から 18 日まで米国ニューヨークで行われた開発者向けのイベント Microsoft Connect(); //2016 にて、マイクロソフトが Linux Foundation にプラチナメンバーとして参加することが発表されました。これには、マイクロソフトの GitHub への貢献、オープンソースの .NET Core 1.0 のリリース、Canonical との提携による Window 10 への Ubuntu 統合、FreeBSD との協力による Azure イメージのリリース、Xamarin 買収後のソフトウェア開発キットのオープンソース化、Red Hat や SUSE との連携による統合サポート体制の構築などをはじめとする、オープンソース コミュニティへの貢献が大きく関係しています。これらのことから、マイクロソフトがオープンソース ソフトウェアの 「中の人」となって、積極的に貢献をしていることがわかるでしょう。
詳細については、以下の記事をご覧ください。
次世代のオープン ソース クラウド ハードウェア開発にも貢献
マイクロソフトでは、自社データセンターの構築においても、オープンソース技術の導入を積極的に進めるとともに、次世代技術の開発にも大きく貢献しています。2014 年には Open Compute Project (OCP) Foundation に参加し、Azure のハイパースケール クラウドの基盤となるサーバーとデータセンターや、Azure を支えるスピードや拡張性の指針を示すソフトウェア定義ネットワーク (SDN) のオープンソース視点からの刷新に着手しました。そして、そこで得られた知見から、この 11 月頭に OCP Foundation と共に Project Olympus という次世代のハイパースケール クラウド用ハードウェアを発表しています。
詳細については、以下の記事をご覧ください。
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