こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。
今回は 署名欄に記載したメールアドレスのハイパーリンクが別人のアドレスのリンクとなる現象について解説します。
概要
署名を作成する際、別のユーザーの署名をリンクごとコピーしてしまうと発生する現象です。
作成時の手順によっては、URL やメール アドレスの文字列を変更後、変更後の文字列のリンクに更新される動作が行われない場合、
コピー元のリンクのままとなります。
このようにして署名欄に記載したメールアドレスのハイパーリンクが記載の内容と一致しない現象が発生します。
この現象は Outlook の制限動作です。
手順
以下の手順で現象が発生します。
1. URLリンクを含む メールアドレス をコピーする。
2. Outlook の署名画面で 1. をペーストする。
3. ペーストしたハイパーリンク部分の文字列を変更する
2. [名刺] をクリックする
3. [名刺] 画面を[キャンセル] で閉じる
4. 署名画面を [OK] で閉じる
なお、この現象は Outlook のメールや Word 文書でも発生します。
Outlook のメールでは文字列を変更後にすぐ送信を行う、Word 文書では文書を閉じると同様に文字列とリンク先が一致しない状態となります。
回避策
以下の手順でリンク先を変更することができます。
例:User1@contoso.com のリンク先として User2@contoso.com が表示される場合
1. Outlook で記載のメールアドレスとリンクが違ってしまった署名の署名画面を開きます。
2. リンクと違っているメールアドレス をUser1@contoso.com と再度入力して保存します。
文字列を変更して保存することで、正しいリンク先 User1@contoso.com が設定されます。
本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。