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Windows Server 2016 のサーバーマネージャーでリンクダウンしている NIC の IP アドレスが表示される

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Windows Server 2016 のサーバーマネージャーで、リンクダウンしている NIC の IP アドレスが表示される事象について紹介いたします。

 

再現手順 :
(1) 2 つの NIC のうち、Network1 に静的 IP アドレス 10.1.1.1 を設定します。
Network2 は DHCP 設定のまま LAN ケーブルを切断 (リンクダウン) します。

nic

(2) サーバーマネージャーを起動し、[役割と機能の追加] ウィザードを進めます。

 

(3) [対象サーバーの選択] 画面で、[IP アドレス] に 10.1.1.1 と APIPA のアドレス (以下の例では、169.254.187.104) が表示されます。

 

– Windows Server 2016 の場合

srvmgr_2016

 

Windows Server 2012 R2 で同様の手順を実施すると、以下の画面のようにリンクアップしている NIC の IP アドレスのみが表示されます。

 

– Windows Server 2012 R2 の場合

srvmgr_2012r2

 

原因 :
Windows Server 2012 R2 のサーバー マネージャーでは、リンクダウンしている NIC の IP アドレスは表示していませんでした。

 

Windows Server 2016 のサーバー マネージャーでは、IP アドレスを取得する方法が変わり、NIC のリンク状態に関わらず、自身で保持する全ての IPv4 アドレス (ループバックアドレスを除く) を表示します。
リンクダウンしている NIC では、Get-NetIPAddress で確認できるとおり、APIPA の IP アドレスを保持しているため、この IP アドレスも表示されます。

netipaddress2

 

対策 :
Windows Server 2016 のサーバー マネージャーでは、リンクダウンしている NIC の IP アドレスが表示されますが、動作上の影響はなく対応は特に必要ありません。

 

 

本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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