(この記事は 2017 年 1 月 24 日に Office Blogs に投稿された記事 Office 365 news in January—updates to OneDrive, Activity feed and more の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
今回は、Office チーム担当コーポレート バイス プレジデントを務める Kirk Koenigsbauer の記事をご紹介します。
皆様、こんにちは! 今年も Office チームをよろしくお願いいたします。Office チームでは 2017 年の幕開けとして、OneDrive、Office アプリのアクティビティ フィード、Microsoft StaffHub といったさまざまな機能の更新を発表しました。この記事ではその詳細についてご説明したいと思います。
OneDrive for Business の機能更新
今回、OneDrive に対して複数の機能更新を行いました。これらは企業ユーザーの皆様を対象としたものになります。まず、SharePoint Online チーム サイトと OneDrive for Business の共有フォルダーを最新のクライアントを使用して同期できるようにしました。これにより、ユーザーの皆様が共有ドキュメントにさらに簡単にアクセスできるようになりました。また、Web での共有操作をよりシンプルなものにし、共有アクセス権の範囲や期間を簡単に指定できるようにしました。さらに、IT 部門の皆様が展開作業や管理業務をより簡単に行えるように、新たに OneDrive 管理センターを開設すると共に、スタンドアロンの Mac クライアントの提供を開始しました。その他の詳細情報や提供状況などについては、こちらの OneDrive に関するブログ記事をご覧ください。
SharePoint Online チーム サイトと OneDrive for Business の共有フォルダーを同期させると、より多くの共有ファイルに簡単にアクセスできるようになります。
提供状況: 現在、SharePoint Online チーム サイトと OneDrive for Business の共有フォルダーの同期機能は、Windows デスクトップおよび Mac 上の OneDrive をお使いの企業ユーザーの皆様にご利用いただけます。Web の OneDrive でより簡単にドキュメントを共有できるようになったほか、新しい OneDrive 管理センターやスタンドアロンの Mac 向け OneDrive 同期クライアントもご利用いただけます。これらも企業ユーザーの皆様向けの機能となります。 |
アクティビティ フィードが一般ユーザーでも利用可能に
昨年 4 月、共同作業を Office アプリの中核に据えるための機能更新の一環として、SharePoint または OneDrive for Business に保存された Word、Excel、PowerPoint のドキュメントに対するアクティビティ フィード (英語) 機能を導入しました。これまでは企業ユーザーの皆様を対象に提供していましたが、今回、OneDrive をお使いの一般ユーザーの皆様にもご利用いただけるようになりました。これにより、すべてのユーザーの皆様が変更履歴にアクセスし、クラウド上の共有ドキュメントのすべての変更内容を簡単に把握していただけるようになりました。また、ドキュメントをすばやく開いたり、必要に応じて元のバージョンに戻したりするのも簡単です。アクティビティ フィードの利用方法はこちらをご覧ください。
アクティビティ フィードを利用すると、過去のバージョンを含むドキュメントのすべての変更履歴を確認できます。
提供状況: アクティビティ フィードはこれまで、Office 365 の企業ユーザーの皆様を対象に Windows デスクトップ上の Word、Excel、PowerPoint で提供されてきましたが、今回、Office Insider プログラムに参加されている Office 365 の一般ユーザーの皆様にも同様にご利用いただけるようになりました。 |
Office Lens を Android に統合
Office Lens は、ホワイトボードや黒板に書かれたメモをデジタル化したり、ドキュメントや名刺などをキャプチャしたりできる便利な簡易スキャナー機能です。私たちはこの技術を Android 用の Word と PowerPoint のカメラ キャプチャ機能に直接統合する取り組みを始めました。これにより、ホワイトボードのメモや図を Word や PowerPoint で直接キャプチャして、画像をトリミングしたり向きを変更して、よりきれいな画像を利用できるようになります。こうすることで、生徒が授業中のメモや図を簡単にドキュメントにまとめたり、専門家がモックアップの図を簡単にプレゼンテーションに取り込んだりすることができます。将来的にはこの機能を Excel でも利用できるようにして、ドキュメント キャプチャや光学文字認識 (手書き文字をキャプチャして検索可能にする機能) など、さらに機能を充実させていくつもりです。どうぞご期待ください。
Office Lens を Android 用の Word や PowerPoint に統合すると、ホワイトボードに書かれたメモや図をキャプチャして、画像のトリミングや向きの変更を行い、よりきれいな画像を利用できるようになります。
提供状況: Office Lens のホワイトボード キャプチャ機能は現在、Android 用の Word と PowerPoint でご利用いただけます。なお、Office Lens は、Windows Mobile、iOS、Android でダウンロードできます。 |
iPhone/iPad 向け Office Insider プログラムを発表
Office Insider プログラムは以前からたびたびプログラムの拡張 (英語) が行われてきましたが、このたび iPhone と iPad でも提供 (英語) されることになりました。この iPhone/iPad 向け Office Insider プログラムでは、Apple の TestFlight プログラム (英語) 経由で、Insider Fast レベルで Word、Excel、PowerPoint の早期ビルドが提供されます。このプログラムは、更新が頻繁な最新のプレビュー ビルドを利用したいとお考えのユーザーや、未サポートのビルドを使用するリスクを踏まえたうえで問題点の発見とフィードバックに協力し、Office 機能を向上させたいとお考えの皆様に適しています。iPhone/iPad 向け Office Insider プログラムへのお申し込みはこちらからお願いします。また、Office Insider プログラムの詳細情報はこちらでご確認ください。
提供状況: iPhone/iPad 向け Office Insider プログラム (人数制限あり) をご利用いただけるようになりました。詳しくは、https://products.office.com/ja-jp/office-insider をご覧ください。更新情報やサポート情報は、@OfficeInsider をフォローしてください。 |
Microsoft StaffHub の一般提供を開始
先日、Microsoft StaffHub の一般提供が発表されました。これは、従業員が 1 日の業務を簡単に管理できるように設計された Office 365 の新しいアプリです。このアプリを利用することで、マネージャーはシフト表をすばやく作成、管理し、従業員にモバイル デバイスから確認してもらえるようになります。一方、従業員は、このアプリから直接ドキュメントやビデオなどの情報を確認したり、連絡を取りたい個人やグループにすばやくメッセージを送ったりできます。Microsoft StaffHub は近々、最先端の従業員管理ソリューションである Kronos との統合が予定されています。詳細については、今後の発表をお待ちください。
Microsoft StaffHub を利用すると、マネージャーはスケジュールをすばやく作成でき、従業員はシフトなどの必要な情報を簡単に確認することができます。
提供状況: Microsoft StaffHub は現在、Office 365 K1、E1、E3、E5 プラン (教育機関向けバージョンを含む) のお客様にご利用いただけます。チーム マネージャーは、staffhub.ms からサインインできます。従業員は、iOS または Android 向けアプリをダウンロードできます。 |
—Kirk Koenigsbauer
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