Quantcast
Channel: TechNet Blogs
Viewing all articles
Browse latest Browse all 34890

Azure SQL Data Warehouse でレプリケート テーブルのプレビューを開始

$
0
0

執筆者: Ron Ortloff (Senior Program Manager)

このポストは、8 月 15 日に投稿された Replicated tables now in preview for Azure SQL Data Warehouse の翻訳です。

 

SQL Data Warehouse は、ペタバイト規模の完全管理型クラウド データ ウェアハウスです。弾力性に優れており、セットアップを数分間で、容量のスケーリングは数秒で行うことができます。このたび、SQL Data Warehouse の大量のデータに対するクエリの処理スピードをさらに向上させる、レプリケート テーブル機能のパブリック プレビューを発表いたします。これは、データの移動を減らすことでクエリを高速化する機能です。分散データ ウェアハウス システムでデータ移動が発生するのは、テーブルの結合時や集約時に、コンピューティング ノード間でのテーブルの分散状態に矛盾が生じる場合です。レプリケート テーブルでは、データの完全なコピーを各コンピューティング ノードに保存することで、データの移動を減らします。そのため、データ移動が必須だったクエリの実行時間が短縮できます。

replicated-table

レプリケート テーブル機能以前には、Date ディメンションなどのディメンション テーブルは、ラウンドロビンの分散方式で実装するのが一般的でした。ファクト テーブルとの結合時には、Date ディメンションをファクト テーブルと一致させるために、クエリ プランにデータ移動のステップが実装され、この処理のために全体的なクエリ実行時間が長くなっていました。レプリケート テーブルを使用すると、分散されたファクト データとディメンション データの完全なローカル コピーがコンピューティング ノード内で直接結合されます。早期に採用したお客様では、一部のクエリの実行時間が 40% も短縮し、クエリ実行に必要なステップ数も 10 分の 1 までに減少しました。

レプリケート テーブルの作成方法

レプリケート テーブル機能は、プレビュー期間中のすべてのデータ ウェアハウスで提供されており、今すぐクエリの最適化をお試しいただけます。レプリケート テーブル作成に関するサンプル構文は、以下のとおりです。

CREATE TABLE DimDate
(
DateKey int NOT NULL,
FullDateAlternateKey date NOT NULL,
DayNameOfWeek nvarchar(10) NOT NULL,
CalendarQuarter tinyint NOT NULL,
CalendarYear smallint NOT NULL,
CalendarSemester tinyint NOT NULL
)
 
WITH
 
(
DISTRIBUTION = REPLICATE,
CLUSTERED COLUMNSTORE INDEX
)

SQL Data Warehouse の利用開始

Azure ポータルで SQL Data Warehouse のプロビジョニングを開始するか、1 か月の無料試用版にお申し込みください。

SQL Data Warehouse のスキーマ設計に関する推奨事項については、レプリケート テーブルの設計ガイダンスをご覧ください。

詳細情報

マイクロソフトでは、SQL Data Warehouse に関する資料を多数公開しています。ぜひお役立てください。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 34890

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>