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クイック実行版 (C2R) Outlook 2016 で 2017 年 6 月のセキュリティ更新プログラムを適用後、共有予定表を編集できない

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こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。

 

2017 年 6 月に公開された Outlook のセキュリティ更新プログラムを適用後、クイック実行版 Outlook 2016 で共有予定表を編集できないという現象が発生しており、現在弊社内で修正に向けて調査中です。

 

現象発生環境

Current Channel で展開しているクイック実行版 Office 2016 で、2017 年 6 月に公開されたセキュリティ更新プログラムを適用した Outlook 2016 (バージョン 16.0.8326.2062)

 

現象

共有予定表を編集しようとしたり、新しいアイテムを追加しようとしたりすると、以下のエラーが表示され、共有予定表を編集できない場合があります。

 

「このフォルダー内にアイテムを作成するためのアクセス権がありません。フォルダーを右クリックし、[プロパティ] をクリックして、フォルダーへのアクセス権を確認してください。アクセス権を変更するには、フォルダーの所有者かシステム管理者に依頼してください。」

 

また、アクセス許可を確認するために共有フォルダーを右クリックすると、以下のエラーが表示されます。

 

「フォルダーのプロパティを表示できません。このフォルダーは削除されているか、またはこのフォルダーのサーバーが現在使用できない可能性があります。フォルダー プロパティを表示できません。この操作を行うために必要なアクセス権がありません。」

 

暫定の対処方法

下記の対処方法 a か b のいずれかの実施をご検討ください。

対処方法 a. 以前のバージョンに戻す
1. 事象が発生する Outlook がインストールされた端末上でコマンド プロンプトを開きます。
2. 以下の 2 つのコマンドを実行します。
・cd %programfiles%Common FilesMicrosoft SharedClickToRun
・officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.8229.2086

詳細については、「以前のバージョンの Office 2013 または Office 2016 クイック実行に戻す方法」を参照してください。
更新プログラムが再インストールされないようにするには、[ファイル]-[Office アカウント]-[更新オプション]-[更新を無効にする] にて設定できます。
また、更新を再度有効にすることを忘れないように、更新を無効にした日付から数週間後の予定表にアラームを設定することをお勧めします。

 

対処方法 b. レジストリ キーを設定する
事象が発生する Outlook がインストールされた端末上で、下記のレジストリキーを設定することによって事象を回避することも可能です。

HKEY_CURRENT_USERSOFTWAREWow6432NodeMicrosoftOffice16.0CommonExperimentEcsOverrides

値の名前: ofolkyqepf2dfv0

値の種類: REG_DWORD

値のデータ: 1

 

HKEY_CURRENT_USERSOFTWAREMicrosoftOffice16.0CommonExperimentEcsOverrides

値の名前: ofolkyqepf2dfv0

値の種類: REG_DWORD

値のデータ: 1

 

現象が発生するバージョンの確認方法

1. Outlook 2016 を起動します。
2. [ファイル]-[Office アカウント]-[Outlook のバージョン情報] を選択します
3. [Microsoft(R) Outlook(R) 2016 のバージョン情報] ダイアログの 1 行目の Microsoft(R) Outlook(R) 2016 の隣に表示されているバージョンが 16.0.8326.2062 の場合には、該当のバージョンが適用されている状態となります。

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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