こんにちは、Azure サポート部の石井です。
Azure では、年に一度程度の頻度で、仮想マシンの再起動を伴うメンテナンスが計画しております。
特に何月、と決定されているわけではなく、時期は不定期ですが、通常行われる VM 再起動を伴わないメンテナンスで行えないような、ハードウェアの BIOS・ファームウェア アップデートや、基盤側の OS などソフトウェアの大幅な更新といった目的で行われます。
Azure ご利用のみなさまにはご不便をおけしてしまいますが、何卒、ご協力をいただきますようお願いいたします。
さて、今年中に、仮想マシンの再起動を伴うメンテナンスが計画されております。
本ブログでは、お客様に可能な限り早く、メンテナンスについての情報をお届けさせていただきます。
メール通知の仕組みが改善され、今後は Azure Monitor という仕組みを使って、Azure の管理者の好きなメール アドレスに通知が行えるようになっておりますので事前に通知が受け取れるよう、設定をしてください。
当仕組みは、エンタープライズ アグリーメント (EA)、従量課金、クラウド ソリューション プロバイダー (CSP) など、契約形態に寄らず統一されています。
サブスクリプションごとの設定となりますので、EA や CSP のように、複数の子サブスクリプションを持っている場合には、それぞれの子サブスクリプションに対して、本通知設定をしていただくことをお勧めします。
- 設定方法
今年中に行われるメンテナンスは、Azure Monitor という仕組みと連動し、以下の技術情報の通り設定をしていただいている場合に、登録したメール アドレスに通知がされます。
詳しくは、以下技術情報を参照してください。
新規リリースされた “Azure Monitor” 機能を使って、利用中のリソースに影響しうる大規模障害が発生した場合にメール通知を受け取る
https://blogs.technet.microsoft.com/jpaztech/2017/04/10/notifyshdupdate/
現在、ポータルは翻訳の関係から、一部英語表記になっていますので、最新の状態での設定方法をサンプルとして紹介します。
- Azure ポータルにアクセスし、画面左の [Monitor] から、[Alerts] - [Add activity log alert] と進みます。2. [Add activity log alert] というブレード (縦長の設定画面) が出ます。
重要な点は、以下となります。
- [Event category] に "Service Health" を選択すること
- Type を "All" に選択すること (ここで、Maintenance を選択できますが、他にもサービス障害の通知も兼ねているので、絞りこむ必要はあまりありません。)
また、事前に Action Group という、どのメール アドレスに通知するか、という設定をしていない場合、同じ画面で作成が出来ます。
本サンプル画面では、チーム用のメール アドレスである jpaztech~.com というアドレスと、個人で受け取れるように myname~mydomain.com を指定しています。
この設定を保存すれば、メンテナンスについての具体的な日時が決まったタイミングで通知メールが送信されます。
※ もしメール通知設定を忘れてしまったら
余談となりますが、まだ実装はされていないものの、仮想マシン (Virtual Machines) ブレードにおいて、仮想マシンのメンテナンス予定日が確認できるようになります。
本設定をし忘れてしまい、通知メールが来なかったとしても、ポータルにログインが出来る管理者であれば、いつでも自社のどの仮想マシンに、いつ影響するか確かめることができるのでご期待下さい。
特に、直近で行われるメンテナンスは、リージョン ペアー (東日本・西日本や、東アジア・東南アジアなど) にわけて 1 回ずつ行われるため、お客様によって日時が違うといったことはありません。
まだ具体的な日時は決定していませんが、本ブログでも、詳細が判明次第、ご連絡をさせていただきます。