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MS クラウド ニュースまとめ (2017/08/09)

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このポストは、8 9 日に投稿された Cloud Platform Release Announcements for August 9, 2017 の翻訳です。

 

この記事では、クラウド プラットフォーム チームが進める一連の新しい更新をまとめてご紹介します。

マイクロソフトでは、ユーザーの皆様によるクラウドの利用をサポートする取り組みを日々行っています。私たちは幅広い製品ポートフォリオを通じてマイクロソフトならではの最新技術、総合的なモバイル ソリューション、開発ツールを提供しており、ユーザーの皆様にはこれらをご活用いただくことで皆様が本来持つ力を余すところなく発揮していただきたいと考えております。今回お届けする最新リリース情報は以下のとおりです。

  • Azure Batch Rendering のプレビュー
  • Operations Management Suite の Log Analytics のアップグレード
  • Azure SQL Database 推奨開発環境 – データベース スコープの一時テーブルのプレビュー
  • Azure SQL Database 推奨開発環境 – 再開可能なオンライン インデックス再構築のプレビュー
  • Azure SQL Database のデータ保護機能 – SQL ツール向け多要素認証の一般提供
  • Azure Content Delivery Network の動的サイト高速化の一般提供
  • Azure AD の新しいサインイン ユーザー インターフェイスのプレビュー
  • Intune パートナー製品の統合機能の一般提供
  • Microsoft Cloud App Security の調査機能の強化
  • System Center Configuration Manager の新機能と機能強化

Azure Batch Rendering のプレビュー

SIGGRAPH 2017 (開催期間: 2017 年 7 月 30 日~ 8 月 3 日) にて発表

Azure Batch Rendering のプレビューを開始

Batch Rendering の Web ページ (英語) | 料金

Azure Batch Rendering は大規模なレンダリング ジョブを高速化し、迅速に結果を出力します。これにより、Maya や 3ds Max などのクライアント アプリケーションや Azure SDK でのレンダリング ジョブをシームレスに送信できます。

Azure Batch Rendering は限定プレビュー (英語) からパブリック プレビューに移行されました。

Azure チームは、日常的なレンダリング ワークロードを Azure 上でシームレスに実行することを目指して Autodesk、Chaos Group、その他多くのパートナー様との連携を強化しています。クライアント プラグインなどの各種ツールにより、アプリケーションからのジョブ送信に加えて、容易なスケーリング、監視、資産管理を実行できるリッチな統合エクスペリエンスが実現します。また、多言語の Azure SDK を使用した既存環境とのカスタム統合も可能になります。さらに、デスクトップ管理ツールの Batch Labs (英語) のプレビュー版では、対象のアプリケーション向けのジョブ送信機能などを提供します。

詳細については、Azure Batch Rendering の Web ページ (英語) をご覧ください。

Operations Management Suite の Log Analytics のアップグレード

強化された Azure Log Analytics でさらに詳しいインサイトを取得

Azure の監視サービスの Azure Log Analytics 機能では、複数のソースからデータを収集して関連付け、運用中の IT 環境に関する実用的なインサイトを提供します。このインサイトを利用して問題解決にかかる時間を短縮することで、将来の重要なイノベーションに尽力できるようになります。

強力な検索、スマートな分析、さらに詳しいインサイトなどが利用できる Azure Log Analytics サービスのアップグレード版は、現在既存のお客様に向けて順次提供を開始しています。また、Azure Application Insights のような拡張性に優れたデータ ストアを基盤にインタラクティブなクエリ言語と高度な分析ポータルを利用できるため、運用担当者や開発担当者は一貫性のある監視エクスペリエンスを構築することができます。

クエリ言語には柔軟な検索機能と機械学習モデルを採用しており、データから詳しいインサイトを取得できます。たとえば、autocluster 演算子を使用すると、データ内の個々の属性に共通のパターンを見つけて、例外やクラッシュなどのエラーを分析できます。分析ポータルでは、クエリの複数行編集やこれまでにない視覚化がサポートされているほか、機械学習をベースとしたクリック診断機能などの高度な診断が行えます。

初期リリースでは、Log Analytics ワークスペースがアップグレード可能になると、バナーが表示されます。これをクリックしてアップグレードすると、新機能を使えるようになります。アップグレード以前に使用していたソリューションやビューは引き続き使用可能です。Log Analytics を初めて使用する場合、初期リリースで無料アカウントをアクティブ化して利用を開始してから、新しい機能へアップグレードしてください。すべての Azure リージョンでのリリースが完了した後は、アップグレード不要で新しい機能を使用することができます。

詳細やその他のリソースについては、Azure Log Analytics のドキュメント ページブログ記事 (英語) をご覧ください。

Azure SQL Database 推奨開発環境 – データベース スコープの一時テーブルのプレビュー

Azure SQL Database でデータベース スコープのグローバル一時テーブルのプレビューを開始

Azure SQL Database のデータベース スコープのグローバル一時テーブル機能を使用すると、特定のデータベース範囲内で一時テーブルを使用できるようになります (テーブル名の先頭に「##」を付記)。また、同一データベースの全ユーザー セッションでこの一時テーブルを共有できます。新機能の詳細については、Azure のブログ記事 (英語) をご覧ください。

Azure SQL Database 推奨開発環境 – 再開可能なオンライン インデックス再構築のプレビュー

Azure SQL Database で再開可能なオンライン インデックス再構築機能のプレビューを開始

再開可能なオンライン インデックス再構築の機能を使用すると、オンライン インデックスの再構築操作を一時停止した場合に、一時停止または失敗した時点から操作を再開することができ、操作を最初からやり直す必要がなくなります。また、この機能を使用したインデックス再構築はログ領域をほとんど使用しません。この機能の詳細については、Azure のブログ記事 (英語) をご覧ください。

Azure SQL Database のデータ保護機能 – SQL ツール向け多要素認証の一般提供

多要素認証を使用したユニバーサル認証を SQL Server Management Studio でサポート

SQL Server Management Studio の最新リリースでは、ユニバーサル認証の接続メカニズムであるトークン ベースの認証機能が拡張されています。ユニバーサル認証では、Azure Active Directory (AD) のネイティブおよびゲストのユーザー アカウントで多要素認証を使用することができます。SQL Server Management Studio の Azure AD 関連の最新機能については、ドキュメント ページの「Azure SQL Database および SQL Data Warehouse 向けツールでの Azure AD 認証の拡張 (英語)」をご覧ください。

Azure Content Delivery Network の動的サイト高速化の一般提供

料金 | Azure Content Delivery Network のドキュメント

Azure Content Delivery Network Web ページの読み込み速度を瞬時にアップする動的サイト高速化機能

ユーザーが求めるのは、ブラウザー、場所、デバイス、ネットワークに関係なく、反応が早く信頼性の高いパーソナライズされた Web エクスペリエンスです。しかし、魅力的なエクスペリエンスを備えたイノベーションやアプリケーション (リッチなインタラクティブ コンテンツ) ほど、ページの読み込みには時間がかかってしまいます。

Azure Content Delivery Network の動的サイト高速化は、動的コンテンツを含む Web ページの読み込み時間を短縮して、コンシューマー エクスペリエンスの品質を高めます。この機能は、主にユーザー資格情報や個人情報などのキャッシュ不可能な Web コンテンツを対象としています。静的オブジェクトの配信では、キャッシュによるスピード アップが基本ですが、動的サイトでは要求者とコンテンツ配信元の間のルーティングとネットワークの最適化によって高速化します。

動的サイト高速化の料金は、月額の使用量 (TB) に応じて複数設定されています。詳細については、Azure Content Delivery Network の Web ページをご覧ください。

Azure AD の新しいサインイン ユーザー インターフェイスのプレビュー

Azure AD および Office 365 の新しいサインイン エクスペリエンスのプレビュー

マイクロソフトでは、Azure AD と Microsoft アカウントの ID システムの統合を進めています。この取り組みの 1 つとして、サインイン ユーザー インターフェイスを刷新し、両システムのデザインに統一感を持たせました。この新しいデザインは現在 Azure AD でプレビューとして提供されており、今後 Office 365、Azure、その他のマイクロソフト クラウド サービスのサインイン ページでもお試しいただけるようになります。

変更内容

Azure AD および Microsoft アカウントのサインイン エクスペリエンスの刷新

Azure AD と Microsoft アカウントのサインイン ページのデザインと操作性が統一され、2 つのアカウントを切り替える際のエクスペリエンスの違いがなくなります。

Azure AD サインイン ページのレイアウト

サインイン時に、ユーザー名とパスワードを同じ画面上で入力するのではなく、ユーザー名を入力してから、次の画面で資格情報または証明 (一般的にパスワード) を入力するようになります。これにより、ユーザー エクスペリエンスが向上し、スマートフォンからのサインイン (英語) や証明書ベースの認証などの新しい認証方式が可能になります。

Azure AD のサインイン ページに、新しいエクスペリエンスを有効化するバナーが表示され、組織内のオートメーションやカスタムのブランディング ページのサインインに機能するかどうかを試すことができます。新しいインターフェイスは 2017 年 9 月末に既定の設定となる予定です。詳細についてはブログ記事 (英語) をご覧ください。

Intune パートナー製品の統合機能の一般提供

Intune の新たなパートナー、Check Point Saaswedo の統合機能の一般提供を開始

Check Point SandBlast Mobile (モバイル向け脅威対策)

Check Point と Microsoft Enterprise Mobility + Security を統合することで、高度なサイバー攻撃からモバイル デバイスを保護し、企業のリソースへのアクセスをコンプライアンスに準拠したデバイスのみに制限できるようになります。Check Point SandBlast Mobile は、包括的な統合セキュリティ ソリューションの提供により、巧妙化するモバイル デバイスへのサイバー攻撃を防ぐと同時に従業員のプライバシーを確保します。SandBlast Mobile は、感染したアプリを介したマルウェア攻撃、侵害された Wi-Fi ネットワークやホットスポットでの中間者攻撃、オペレーティング システムの悪用によるルーティングやジェイルブレイク、SMS メッセージ上の悪意のあるリンクといったさまざまな攻撃から従業員のデバイスを保護します。この統合により、SandBlast Mobile で得られた脅威インテリジェンスを容易に Intune のデバイス コンプライアンス設定に適用できるようになります。脅威が検出されると、SandBlast Mobile は直ちにデバイスの保護機能を適用し、デバイスのステータス変更と条件付きアクセス制御が強制実行されることを Intune に通知します。これにより、問題が解決するまでデータは確実に保護されるようになります。Check Point のサービスの詳細については、製品ページをご覧ください。

Saaswedo Datalert (通信費管理)

Saaswedo と Microsoft Enterprise Mobility + Security の統合では、データ量やローミング コストのより細かい管理が可能になります。Datalert のリアルタイムのモバイル データ使用量管理機能と Microsoft Intune のモバイル デバイス管理機能を組み合わせることで、スマートフォンやタブレットのデータ使用量をリアルタイムに監視、管理できるようになります。ユーザー デバイスへの Datalert アプリのデプロイが効率化されるほか、Datalert のデータを Intune で利用して、使用量がしきい値を超過した場合にデータやローミングをブロックすることができます。これにより、IT 部門はデータ超過を自動的に防ぐことができます。Datalert の詳細については、製品ページ (英語) をご覧ください。

Check Point および Saaswedo 製品のライセンスは、EMS または Intune とは別に購入する必要があります。

Microsoft Cloud App Security の調査機能の強化

Microsoft Cloud App Security の調査機能を強化

Microsoft Cloud App Security の調査機能がさらに強化されました。

  • カスタム ログ形式での自動ログ アップロード – ログ コレクターや自動ログ アップロードにカスタム ログ形式を導入しました。これにより、セキュリティ情報イベント管理 (SIEM) システムなどのカスタム ログ形式を自動ログ アップロードでさらに簡単に使用できるようになります。
  • IP に関する詳細なインサイト – 調査のうえで非常に重要な情報となる IP アドレスに関するインサイト取得機能を強化し、IP アドレスの詳細な情報をアクティビティ ドロワーで確認できるようになりました。特定のアクティビティ内で [IP アドレス] タブをクリックすると、その IP アドレスで発生中のアラート、最近のアクティビティの傾向グラフ、場所のマップなど、さまざまなデータをまとめて表示できます。
    • また、IP アドレス ドロワーからアクションを直接実行して、ポリシー作成や調査のための IP アドレスのタグ付けやフィルタリングを有効化できます。
  • Salesforce Event Monitoring の可視性の向上 – Salesforce Event Monitoring が有効な場合の Salesforce オブジェクトに関するアクティビティの可視性を強化しました。監視できるオブジェクトは、リード、取引先、キャンペーン、商談、プロファイル、ケースなどです。たとえば、取引先ページの表示回数が異常に多い場合などにアラートを発行するように構成できます。
  • 調査ページでの詳細なフィルタリング – 調査ページでアクティビティを右クリックすると新しいフィルターが表示さます。これにより、高度な調査やフィルタリングが可能になります。新しいフィルターには、関連アクティビティの表示、関連するガバナンスの表示、関連するアラートの表示、所有されているファイルの表示、このユーザーと共有されているファイルの表示などが含まれます。

System Center Configuration Manager の新機能と機能強化

System Center Configuration Manager の Current Branch 向けに新機能と強化機能がリリースされました。マイクロソフトでは、次のようなテーマに焦点を当てて Configuration Manager の開発を進めています。

  • Windows 10 や Office 365 の導入やデプロイを簡素化する
  • Windows 10 のセキュリティ設定を管理して、ユーザー データと企業データを保護する
  • お客様が Windows 最新の方式で管理 (英語) できるようにし、管理を簡素化する
  • インフラストラクチャの効率化によってシンプルさと使いやすさを向上させ、お客様の総保有コストを削減する
  • Microsoft Intune (英語) Configuration Manager を使用しているお客様に継続的に価値を繰り返し提供する
  • カスタマー フィードバックに基づく継続的な改善により、お客様に満足してもらえるよう取り組む

詳細については、Enterprise Mobility + Security ブログの記事「System Center Configuration Manager をバージョン 1706 にアップデート (英語)」をご覧ください。


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