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MS クラウド ニュースまとめ (2017/08/23)

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このポストは、8 月 23 日に投稿された Cloud Platform Release Announcements for August 23, 2017 の翻訳です。

 

この記事では、クラウド プラットフォーム チームが進める一連の新しい更新をまとめてご紹介します。

マイクロソフトでは、ユーザーの皆様によるクラウドの利用をサポートする取り組みを日々行っています。私たちは幅広い製品ポートフォリオを通じてマイクロソフトならではの最新技術、総合的なモバイル ソリューション、開発ツールを提供しており、ユーザーの皆様にはこれらをご活用いただくことで皆様が本来持つ力を余すところなく発揮していただきたいと考えております。今回お届けする最新リリース情報は以下のとおりです。

  • Azure Event Grid のプレビュー
  • Archive Blob Storage のプレビュー
  • Azure のセキュリティと運用を管理する監視機能の更新
  • Azure Cosmos DB の一般提供
  • Power BI Desktop の新機能の一般提供
  • Power BI サービスの新機能の一般提供
  • Azure SQL Database 推奨開発環境 – カタログ照合順序を設定した SQL Database 作成のプレビュー
  • .NET Core 2.0 のリリース
  • Visual Studio 2017 の更新
  • Visual Studio for Mac の更新
  • Azure Active Directory の条件付きアクセス – MacOS のサポートのプレビュー

Azure Event Grid のプレビュー

Azure Event Grid のプレビューが発表 (英語) されました。

Azure Event Grid は完全に管理されたイベント ルーティング サービスで、ユーザーは Azure 内部のあらゆる場所で発生したイベントを容易にリッスンして対応したり、自社アプリケーション内のカスタム イベントをルーティングしたりできます。イベントが大規模かつ低レイテンシで安定してルーティングされるため、継続的にポーリングする必要がなくなります。Azure Event Grid によってリアクティブ型のイベント モデルが広くカバーされるため、最新のサーバーレス アーキテクチャで大いに活用することができます。詳細については、Event Grid のページをご覧ください。

Azure のサーバーレス アプリケーション プラットフォーム全般については、サーバーレス コンピューティングのページを参照してください。

Archive Blob Storage のプレビュー

Azure Archive Blob Storage のプレビューと Blob レベルでの管理機能を発表

Azure Archive Blob Storage のプレビューが発表されました。Azure Archive Blob Storage は、めったにアクセスしないデータのストレージ コストを削減したいお客様に最適なコールド ストレージ オプションです。Archive Blob Storage はホット ストレージ層とクール ストレージ層と併存し、格納中のアーカイブ データには 256 ビットの AES 暗号化が適用されます。アクセスするには、Blob Storage アカウントの UI、REST API、または各種言語の SDK を使用します。また、Blob レベルでの管理が可能となり、ホット、クール、アーカイブの各ストレージ層の間でオブジェクトを簡単に移行できるようになりました。プレビューは、米国東部 2 リージョンでのみ提供されます。料金は、0.15 セント/GB からになります。Archive Blob Storage のプレビュー (英語) にサインアップしてぜひご利用ください。料金の詳細については、料金ページをご覧ください。

Azure のセキュリティと運用を管理する監視機能の更新

Azure リソース全体でのコンテナーの監視とインサイトの一元化

インフラストラクチャやアプリケーションに関するニーズに併せて、コンテナーの監視や管理に対するニーズも高まっています。マイクロソフトでは Azure における統一的な監視手法を拡張し、Azure Log Analytics を基盤としたコンテナー監視ソリューションの一般提供を開始しました。このソリューションでは、Linux および Windows Server のコンテナーなど、お客様が運用している IT 環境の全体像を把握できます。ビジネスに影響が発生する前に問題を察知することは、あらゆる IT 企業にとって重要なことです。Azure Monitor を使用すると、ログとメトリックを柔軟に組み合わせて、異なるインスタンスのストレージ アカウント、Event Hubs、Log Analytics のワークスペースにルーティングできます。このため、異なるサブスクリプションにまたがるリポジトリを一元的にメンテナンスできます。また、Web アプリケーションのパフォーマンス監視サービスである Application Insights に、ユーザーのアプリ操作パターンを分析する機能が追加されました (プレビュー)。これにより、アプリケーションのユーザー離れを見極め、投資の優先順位を決められるようになります。利用可能な機能の詳細については、コンテナーの監視Azure MonitorApplication Insights の各ドキュメントを参照してください。

Azure Cosmos DB の一般提供

Azure Cosmos DB Change Feed プロセッサ ライブラリを使用したイベント駆動型アーキテクチャ

Azure Cosmos DB Change Feed を使用すると、イベント駆動型アーキテクチャを構築して、データベース更新のリアルタイム ストリームを受信することができます。IoT のテレメトリや e コマースの注文システムなどのリアクティブ プログラミング モデルが容易に実現できます。複数のパーティションにまたがる Change Feed を読み込むには、Change Feed プロセッサ ライブラリを使用すると簡単です。このライブラリは、.NET 開発者に向けて Nuget パッケージ (英語) が公開されており、複数ユーザー間で Change Feed イベント処理を分散する場合に役に立ちます。スレッドセーフでマルチプロセスの安全なランタイム環境を提供し、さらに大規模な分散型イベント処理アプリケーションに対応したチェックポイント処理とパーティション リースの管理機能を備えています。

Power BI Desktop の新機能の一般提供

ご要望の多かった Power BI Desktop の新機能がビジネス アナリストの皆様に向けてリリースされました。Power BI サービスへのライブ接続を可能にする Power BI サービス コネクタの一般提供が開始されました。この機能は、Power BI サービス内のあらゆるデータセットに接続する場合に便利です。これにより、1 度作成したモデルを多数のレポートで簡単に再利用できます。新しい分析機能では、“what if” パラメーターを使用してレポート内のコントロールを操作することでデータ内の変数を変更したり、散布図内に対称な陰影と比率線を描画したり、重み付き平均をすばやく計算したりできます。新しいカスタム ビジュアルとして、MAQ Software によるドット プロット、Power KPI、ファンネル プロット、Beyondsoft Calendar が追加されました。最新の Power BI Desktop をダウンロードして今すぐ新機能をお試しください。今回ご紹介した新機能やその他の機能の詳細については、Power BI ブログ (英語) をお読みください。

Power BI サービスの新機能の一般提供

ご要望の多かった Power BI サービスの新機能が、エンド ユーザーやビジネス アナリストの皆様に向けてリリースされました。ダッシュボード パフォーマンス インスペクターを使用すると、ダッシュボードのパフォーマンスの検査や診断を行ったり、潜在的な問題を特定したり、修正箇所のヒントを得たりすることができます。iOS の新しい Q&A エクスペリエンス (プレビュー) では、質問への回答を受け取れるだけでなく、自然言語を使用して特定範囲についてのインサイトを得ることができます。質問内容があいまいな場合でも、Q&A エクスペリエンスはデータに関連するインサイトを積極的に提示します。質問に対して一連の高度な分析ソリューションが実行され、その結果に応じてインサイトが提示されます。Azure Activity Log Analytics 用ソリューション テンプレートを使用すると、Azure ポータルで Activity Log に基づいた分析を実行できます。これにより、サブスクリプション内のさまざまなリソースやユーザーによって実行されたアクティビティを詳細に把握できます。https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/ からサインインして、これらの新機能を今すぐお試しください。今回ご紹介した新機能やその他の機能の詳細については、Power BI ブログ (英語) をお読みください。

Azure SQL Database 推奨開発環境 – カタログ照合順序を設定した SQL Database 作成のプレビュー

Azure SQL Database 作成中のカタログ照合順序の設定

Azure SQL Database でデータベース作成中にメタデータ カタログの照合順序を選択できるようになりました。現在はプレビュー期間中です。この新しい “Catalog_Collation” オプションでは、メタデータ カタログの既定の照合順序を指定します。また “Database_Default” オプションでは、データベースの既定の照合順序との一致を確認する際にシステム ビューやシステム テーブルで使用するメタデータの照合順序を指定できます。この機能は、Azure SQL Database でのみ使用できます。詳細については、データベース作成 (Azure SQL Database) に関するドキュメント (英語) を参照してください。

.NET Core 2.0 のリリース

.NET Core 2.0 の一般提供が開始されました。.NET Core はクロス プラットフォームでオープン ソースのモジュール型 .NET 環境で、あらゆるプラットフォームで実行可能な最新の Web アプリやマイクロサービス、ライブラリ、コンソール アプリケーションを作成できます。今回のリリースでは、主にパフォーマンスの向上と対応 API セットの拡張を目的としており、.NET Core のランタイムとライブラリのほか、.NET Core アプリケーションの構築、デバッグ、実行に便利なツールが含まれています。ツールには、新しいコマンド ライン ツールや、Visual Studio と Visual Studio Code の拡張機能が含まれており、.NET Core プロジェクトと連携させて開発することができます。

.NET Core 2.0 に実装されている .NET Standard 2.0 では、.NET Core、.NET Framework、Mono/Xamarin などの .NET ランタイムで共通の API セットが指定されています。.NET Standard をターゲットとする場合、再コンパイルすることなくどのプラットフォームでもライブラリを実行できます。現在、NuGet パッケージの 70% (35,000 以上のメンバー、2,500 以上の種類が含まれる) が .NET Standard 2.0 との互換性を持ちます。ASP.NET Core Web フレームワークでは、サーバー ベースのコードを Web ページに組み込む場合に使用できる軽量構文の Razor Pages が新たにサポートされました。このほか、簡素化された移植可能なプロジェクト ファイルなど、.NET Core 2.0 アプリケーションで使用できる Visual Studio のツールが新たに多数追加されました。これにより、プロジェクト ファイルを Visual Studio、Visual Studio Code、Visual Studio for Mac の間で容易に移植できるようになります。また、コード ナビゲーションの改良、多数のリファクタリング コマンドやクイック修正コマンドの新規追加、コード スタイルの強制適用、ライブ ユニット テストの導入なども含まれます。ぜひお試しください (英語)

Visual Studio 2017 の更新

Visual Studio 2017 の最新バージョンの提供が開始されました。主な変更点はリリースをお知らせした記事 (英語) で紹介しています。また、詳細についてはリリース ノートでご確認ください。Visual Studio 2017 の最新バージョンを今すぐご利用ください。

Visual Studio for Mac の更新

Visual Studio for Mac の最新バージョンの提供が開始され、コンソール アプリ、Web アプリ、Web サービスで .NET Core 2.0 がサポートされるようになりました。また、ライブラリ プロジェクトで .NET Standard 2.0 を作成し、プロジェクト間でコードを共有できるようになりました。詳細については、リリース ノートを参照してください。Visual Studio for Mac の更新プログラムをダウンロードするか visualstudio.com にアクセスして、最新バージョンをお試しください。

Azure Active Directory の条件付きアクセス – MacOS のサポートのプレビュー

Azure Active Directory の条件付きアクセスでの MacOS サポートのパブリック プレビューを開始

Enterprise Mobility + Security の条件付きアクセスを使用すると、アプリケーションの機密度、場所、リスク レベル、デバイスのプラットフォームに応じてすべてのアプリケーションへのアクセスを制御し、安全性を確保することができます。この条件付きアクセスに、MacOS デバイス プラットフォームのサポートがプレビューとして追加されました。

このプレビューの第一歩として、7 月後半に Intune の MacOS 用コンプライアンス設定がプレビューとしてリリースされました。Intune の MacOS 用コンプライアンス設定では、MacOS デバイスの正常性、プロパティ、システム セキュリティに関するコンプライアンス ポリシーを設定できます。Azure Active Directory からの条件付きアクセスで MacOS がサポートされたことにより、MacOS デバイスを対象とするポリシーを作成できるようになったため、Office 365 や SharePoint Online などのあらゆる SaaS またはオンプレミス アプリケーションから企業リソースへのアクセスを管理して、コンプライアンスを確保することができます。

Intune のコンプライアンス設定と Azure Active Directory の条件付きアクセスでの MacOS のサポートは、現在いずれもプレビュー期間中で、Azure の新しい管理エクスペリエンスとして提供されます。

詳細については、条件付きアクセスのドキュメントを参照してください。


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