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ストレージ アカウントの制限引き上げを発表

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執筆者: Dinesh Murthy (Principal Program Manager, Azure Storage)

このポストは、9 月 20 日に投稿された Announcing larger, higher scale storage accounts の翻訳です。

 

クラウド コンピューティングの中でも、特に成長が著しい分野の 1 つが、データ ストレージです。クラウドは、IoT のテレメトリ、ログ記録、メディア、ゲノミクス、アーカイブなどのさまざまなワークロードで使用されているため、データ量が増え続けています。このため、ビジネス インサイトを得るためにデータの保存や分析に使用する容量、帯域幅、トランザクション能力について、これまで以上に高いスケーラビリティが求められています。

Azure Blob ストレージ アカウントのスケーラビリティが最大 10 倍にアップ

このたび、Standard サービス レベルの Azure Storage アカウントの容量とスケーラビリティが引き上げられることが発表されました。これにより、Azure Storage を使ったクラウド規模のアプリケーションの構築エクスペリエンスが大幅に改善されます。本日より、Azure Blob ストレージ アカウントでは以下のとおり制限が引き上げられます。

リソース 引き上げ後の制限
Blob ストレージ アカウントの最大容量 5PB (10 倍)
Blob ストレージ アカウントの最大 TPS/IOPS 50,000 (2.5 倍)
Blob ストレージ アカウントの受信側最大帯域幅 50Gbps (2.5 ~ 10 倍)
Blob ストレージ アカウントの送信側最大帯域幅 50Gbps (2.5 ~ 5 倍)

引き上げ後の制限は、新規と既存のどちらの Blob ストレージ アカウントにも適用されます。ストレージ アカウントの機能はすべてそれぞれのスケールで引き続き使用可能で、ユーザーが何らかの変更を行う必要はありません。新しい制限は、すべての商用クラウドに適用されます。政府機関向けクラウドでも、今後近いうち同様に制限が引き上げられる予定です。どうぞご期待ください!

ストレージ容量、TPS/IOPS、受信側/送信側帯域幅の制限引き上げを Blob ストレージ アカウントに適用したいお客様は、Azure サポートまでご連絡ください。現在、さらに制限を引き上げるための作業を積極的に実施していますので、さらに高い能力を必要とするお客様はご連絡ください。

よく寄せられる質問

  1. Standard サービス レベルの汎用アカウントよりも高い受信側/送信側帯域幅や容量が必要な場合はどうすればよいですか。

汎用ストレージ アカウントで容量や受信側/送信側帯域幅をすぐに引き上げる必要があるお客様は、Azure サポートまで制限引き上げをリクエストしてください。内容を評価し、ご対応します。

  1. 制限が引き上げられるのは Blob ストレージのみですか。

今回の Blob ストレージ アカウントの制限引き上げは、Blob ストレージにのみ適用されます。汎用ストレージ アカウントの制限引き上げは、すべてのサービスにアカウント レベルで適用されます。Files の共有サイズや Queue の TPS/IOPS などのサービス独自の制限は、引き続き適用されます。

  1. 新しい制限はディスクのトラフィックに適用されますか。

Managed Disks で既に VM のディスクのスケーリングに対応しているため、こちらの使用をお勧めします。

  1. Azure Blob ストレージと Azure Data Lake Store の違いについて教えてください。

Azure Blob ストレージと Azure Data Lake Store の違いについては、「Azure Data Lake Store Azure Blob ストレージの比較」というドキュメントをお読みください。

スケーラビリティの目標の詳細については、Azure Storage のスケーラビリティに関するドキュメントを参照してください。マイクロソフトは、お客様のアプリケーションの構築とスケーリングを支援しています。お力になれることがありましたら、ぜひお知らせください。


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