(この記事は 2017 年 10 月 24 日に Microsoft Teams Blog に投稿された記事 Roadmap for Skype for Business capabilities coming to Microsoft Teams now available の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
9 月に開催された Microsoft Ignite において、マイクロソフトは新しい Intelligent Communications 構想を発表しました。この構想には、Microsoft Teams が Office 365 におけるコミュニケーションおよび共同作業支援機能の中心的なクライアントになるという内容が盛り込まれています。今回は、Teams に Microsoft Skype for Business の機能を追加するための、計画中のロードマップについて詳細をご紹介しますので、移行計画を策定するうえでご活用ください。
メッセージング: Teams では現在、常設チャット、1 対 1 のプライベート チャット、グループ チャットなど、豊富なインスタント メッセージング機能が提供されています。2018 年第 2 四半期末までに、Teams に追加のメッセージング機能を実装する予定です。追加予定の機能には、チャット中の画面共有、企業間のフェデレーションなどが含まれます。
会議: Teams では現在、画面共有、会議後のチャネルへの会議チャットの記録、電話会議のプレビューなど、共同作業を促進する会議機能が提供されています。2018 年第 2 四半期末までに、Microsoft Teams に追加の会議機能を実装する予定です。追加予定の機能には、Skype Room System での会議室のサポート、サードパーティ製の会議室用デバイスから Teams 会議に接続するためのクラウド ビデオとの相互運用性機能などが含まれます。
通話: Teams では現在、多数の通話機能が提供されています。今四半期後半には、Teams のボイスメールをリリースする予定です。また、2018 年第 2 四半期末までには、既存の音声通信回線を使用して Office 365 の通話サービスを有効にできるようになります。
Teams に既存の Skype for Business のコア機能を追加する以外に、Teams に向けて新しい Intelligent Communications 機能を実装する予定です。Ignite の Microsoft Teams および Skype for Business の一般セッション (英語) でもご紹介したように、お客様は会議を録画して Teams に保存したり、議事録を追加したり、会議から重要な用語を検索したりできるようになります。これらの機能は、2018 年第 2 四半期末にロールアウトされます。
Intelligent Communications 構想の一環として、この機会に有償の通信サービスの名称も簡素化します。今後、PSTN 会議は「電話会議」、クラウド PBX は「電話システム」、PSTN 通話は「通話プラン」に名称が変更されます。これらの名前には、コミュニケーション機能と共同作業支援機能のさらなる統合を進めるうえで、IT 部門とエンド ユーザーの両方が直観的に理解できるものにしたいという意図が込められています。
まだご利用になっていないお客様は、ぜひ今すぐ Teams をお試しください。スタンドアロンまたは Skype for Business と共存する形でご利用いただけます。
今後追加予定の機能の一覧については、Office 365 の公開ロードマップ (英語) をご覧ください。このロードマップ (英語) は、Intelligent Communications FastTrack (英語) ポータルからダウンロードすることもできます。Microsoft Teams への移行計画を策定するうえでお役立てください。
また、10 月 25 日午前 9 時 (太平洋夏時間)/10 月 26 日午前 1 時 (日本時間) には Microsoft Teams の "Ask Microsoft Anything" (英語) を開催し、10 月 27 日午前 9 時 (太平洋夏時間)/10 月 28 日午前 1 時 (日本時間) には Teams On Air (英語) がライブ配信されます。いずれも、Microsoft Teams チームがロードマップの詳細についてご説明すると共に、皆様からのご質問にお答えしますので、ぜひご確認ください。
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