こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。
この記事では、Outlook の検索についてご説明します。
キャッシュ モードとオンライン モードの違い
まず、キャッシュ モードとオンライン モードでは以下の通り検索に使うインデックスが異なります。
※1 Exchange Online/Exchange Server 2016 と Outlook 2016 の環境では、ローカルとサーバーの両方で検索が実施されます。
How Outlook 2016 utilizes Exchange Server 2016 FAST Search
Windows Search を使わない逐次検索
OS の設定で、Outlook を Windows Search のインデックス生成対象から除外することができます。
この設定を行うと、キャッシュ モードでも Windows Search を使用せず、逐次検索を行う動作となります。
この画面は、[ファイル] タブの [オプション]-[検索]-[インデックス処理のオプション] から開くことができます。
Windows Search を使用しない逐次検索では、以下のようなメリット・デメリットがあります。
<メリット>
・Windows Searchを使用すると、文字の組み合わせによってはヒットしなくなる問題があるが、それを回避できる。
・インデックスの構築・破損に影響されることなく常に通常通り検索ができる。
<デメリット>
・インデックスを使用するよりパフォーマンスが下がることがある。
・添付ファイル内の文章を検索することができない。
キャッシュ モードの検索対象
キャッシュ モードの検索は、Windows Search を使う場合、使わない場合ともにローカルのデータに対して行われます。(※2)
[オフラインにしておくメール] でキャッシュ期間を限定している場合、ローカルにないデータは検索でヒットしません。
キャッシュ モードで [オフラインにしておくメール] の設定を行いたいが、サーバー上のアイテムも検索でヒットさせたいという場合には、以下のような対処を行う必要があります。
・ 検索でヒットさせたいアイテムを PST ファイルに保存する。
・ Outlook on the Web を使用してオンラインでアクセスする。
※2 Exchange Online/Exchange Server 2016 + Outlook 2016 の環境では前述の通りサーバーに対しても検索が行われます。
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