こんにちは。パートナーセールス統括本部の佐藤 恭平と申します。今回は、昨日より東京ビッグサイトで開催されている「第1回コンテンツ制作・配信ソリューション展(CONTES)」で発表された、「Windows Azure メディア サービス」を活用したパートナー企業各社の新しいソリューションとお客様事例をご紹介したいと思います。
Windows Azure メディアサービスは、映像コンテンツの配信事業者向けにマイクロソフトが提供している動画配信ソリューションです。パブリック クラウドサービス「Windows Azure」上に、映像コンテンツのファイルを取込んでエンコードし、Windows や iOS、Android 等様々なプラットフォームやデバイスで見られるようにフォーマットを変換し、視聴権限のあるユーザーだけが見られるように保護して、ライブストリーミングやオンデマンドで配信できるクラウド型メディアプラットフォームです。映像コンテンツの配信事業者は、Windows Azure メディアサービスを活用することで、コンテンツの制作・配信の作業時間や設備・機材などにかかるコストを大幅に削減できます。
CONTES は、コンテンツソリューションに特化した、国内最大級の展示会であり、日本マイクロソフトは、Windows Azure メディア サービスをご紹介させていただくため、5 社のパートナーと共同で出展しています。昨日のイベント初日からたくさんのお客様に来場いただき、セッションや展示をご覧いただいています。
今回共同出展しているパートナー企業 5 社が、Windows Azure メディアサービスに対応した新しいソリューションやお客様事例を発表されましたので、その概要をご紹介します。
株式会社ネクストスケープは、Windows Azure メディアサービス上で使用可能となる H.265対応のエンコードソリューションの提供を発表しました。PUX株式会社の H.265エンコーダを用いた同ソリューションは、Windows Azure 上で分散処理を行うことで高速な変換を実現しています。
株式会社EVCは、プロ野球中継「パ・リーグTV」などのプロスポーツライブのマルチデバイス向け配信等で実績のある映像配信システム「Bizlat VoD」のクラウド型サービスを Windows Azureメディアサービスで提供開始したことを発表しました。
株式会社IMAGICA は、同社の映像制作のノウハウを活かし、映像メディアのデジタル化、メタデータ管理、映像プレビューも含めたメディア変換サービス(プレビュー版)を提供しています。このたび IMAGICA は同サービスを Windows Azure でクラウド化しインターネット経由で提供することを表明しています。
株式会社Fixerの「cloud.config動画」は、Windows Azure の導入設計・保守・運用に至るフルマネージドサービスとして提供されている cloud.config のスピンオフサービスです。このたび Fixer は、アサヒビール株式会社の「ASAHI MOVIE CHANNEL」が cloud.config 動画に移行したことでコストを 3 割削減した事例を発表しました。
株式会社ユニゾンシステムズの STORM は、ネットワーク上で高速に大容量のファイル転送をするためのアプリケーションとして、ロンドンオリンピックの TBSテレビ中継などで活用された実績があります。ユニゾンシステムズは、この度、Windows Azure 対応のSTORMを提供することを発表しました。
また、日本マイクロソフトは、CONTES 出展に合わせて、中京テレビ放送株式会社による Windows Azure メディアサービスの導入事例を公開しました。中京テレビ放送は、2013 年 6 月に同社が開始する NTTドコモのスマートフォン向けサービス SPモードの公式有料サイト『中京バックステージ』を皮切りとして、今後幅広く活用していく自社運営の動画プラットフォームに、Windows Azure メディア サービスを活用していきます。詳細はこちらをご覧ください。
これらの新しいソリューションや事例の詳細は、CONTES の日本マイクロソフト ブース(ブース番号:21-40)でご覧いただけます。また、弊社からも、特設ステージでのエンコードデモなど、とくにコンテンツに携わる方には必見のコンテンツをご用意していますので、ぜひお越しください。