こんにちは。
Windows Platform サポートの丸山です。
本日は、User Access Logging Service (UALSVC) または Data Sharing Service (DSSVC) の起動時の問題について、ご紹介します。
■ 発生する事象について
Windows Server 2016 には、標準で “User Access Logging service (UALSVC)” と、”Data Sharing Service (DSSVC)” が搭載されています。
図:User Access Logging Service (UALSVC)
図:Data Sharing Service (DSSVC)
しかしながら、これらのサービスを両方起動しようとすると、あとから起動しようとしたサービスの起動に失敗することが確認されています。
また、本問題により、System のイベント ログに以下のようなエラーが記録されることがあります。
■ 確認されている回避策について
本事象は、UALSVC と DSSVC が内部で利用しているリソースの競合が原因となり、発生する問題です。
以下のコマンドのように、それぞれのサービスを個別のプロセスに分離することで、問題が回避できます。
Sc config ualsvc type= own
Sc config dssvc type= own
なお、本問題については、弊社にて調査中の事象でございます。
状況に進展がありましたら、本ブログを更新させていただく予定です。
本ブログ記事が、少しでもお安に立てますと幸いです。
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丸山 健一 (マルヤマ ケンイチ)
Windows プラットフォームサポート担当
日本マイクロソフト株式会社