(この記事は 2016 年 5 月 3 日に Office Blogs に投稿された記事 Our journey into the world of OneNote の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
今回は、ジョージア州カレッジ パークにあるフェルドウッド小学校でデータ サポート スペシャリストを努める Gerald B. Johnson 氏の寄稿記事をご紹介します。
データ サポート スペシャリストとしての私の役割は、教員による生徒の評価結果の利用を支援することと、校長が意思決定の際に重要となるデータを特定できるようにサポートをすることです。このような仕事を効率よく進める計画を立て始めたとき、学年度を通して収集される大量の情報を整理、保存、共有するツールが必要であることに気付きました。ほとんどの方がそうであるように、私も以前は担任クラスの情報をまとめたバインダーを物理的に保管していました。問題に直面したのは、クラスを担任しなくなり、30 人を超える教員に対してこのプロセスを行わなければならなくなったときです。積み重ねると 35 インチ以上の厚みがあるバインダーに定期的に目を通すことを考えると、うんざりした気分になりました。
そんな中、2015 年の 2 学期にこの学区で Office 365 スイートが購入されることになりました。当校が利用できるようになったのは、学年度の終わりが近づいたころです。夏の間、Office 365 プラットフォームについて学習するセッションが開かれるカンファレンスに出席し、OneNote の概要説明を受けました。とても衝撃的でした。私はすぐさま、OneNote によって教員のデータ使用状況を管理する方法をどう刷新できるかを考えました。この学区では Staff Notebook の利用に関するトレーニングが正式に提供されていなかったため、自分でテスト用のノートブックを作成し、サインイン情報を使わせてくれることになった同僚 4 人を招待しました。2 週間にわたって多くの時間を費やし、教員と管理者の両方の立場からノートブックの使用方法を習得 (英語) しました。皆様がノートブックを生徒や職員と共有する際には、事前にこのような準備をしておくことを強くお勧めします。ソフトウェアの実際の動作を把握することで、ノートブックの使用方法を他者に説明できるため、非常に有益です。
OneNote は当校に変革をもたらしました。コンテンツ ライブラリを使用すれば、生徒のデータを有効活用するうえで必要なあらゆるドキュメント、スプレッドシート、フォーム、評価を教員が利用できるようにすることが可能です。編集前にファイルをダウンロードしなければならないため、誤って共有ドライブのフォームに入力してしまったり、全員で利用するはずのテンプレートを崩してしまったりといったことは過去の話となりました。
テスト期間が近づくにつれ、教員たちは、担当学年の科目別評価ページに簡単にアクセスでき、今年度設定している共通の形成的評価を再利用できることがいかに有益であるかに気付き始めています。ストレージの容量は十分にあり、サブページを使用した整理機能も使いやすく、簡単にノートブックを操作できるようになっています。
データに関する話し合いや PLC の活動を通じて、共同作業スペースがとても便利なツールであることがわかりました。複数の教員で同時に授業計画を編集しながら完成させることができ、授業の実施要項を決めるときにグループのメンバーでアイデアを共有する場合でも、大判の用紙を貼って並べる必要はありません。また、リマインダーや最新情報、グループでの作業の成果を共有する際にも非常に役に立ちます。
個人用ノートブックは、管理チームにとっては有益な情報源となっています。評価基準、形成的評価および総合評価の結果にすばやくアクセスし、教員どうしでそれらを参考にして話し合うことができます。半年後の会議では、校長や教頭が教員の個人用ノートブックを使用してその時点の成果物を確認し、評価方法をサポートしたり、当校におけるデータ活用の枠組みを周知するうえで教員をサポートしたりできるようになっていました。
OneNote のすばらしさは、ユーザーのニーズに応じて作り込んでいける点です。ぜひ皆様の学校でも、さまざまな構想の計画や管理に OneNote を活用してみてください。
—Gerald B. Johnson
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